吉宗が打てる！打ち方・スペックも解説

大量獲得機の1G連ストック機種として伝説となった4号機「吉宗」。

当時は「北斗の拳」と2大柱と言われ、圧倒的人気を誇っていました。

今は既に6号機時代に突入しており、もう打つことはできないと言われていましたが、実はまだ打つ方法があります。

今回は、伝説の4号機「吉宗」を解説すると共に、もうホールでは打てない機種をプレイするための方法を解説していきます！

吉宗を打てるのはここ

吉宗の特徴

それではまず、吉宗の特徴からおさえていきましょう。

吉宗は4号機を打ったことがある人であれば一度は打った経験があると思いますが、意外に忘れていることも多いので良い思い出をフラッシュバックしてみてください。

1G連✕711枚の一撃乱舞スペック

吉宗の代名詞である「1G連」とは、ビッグボーナスが終了した直後の1G目に再びビッグボーナスが揃えられるというもの。

吉宗はAT機ではなくストック機で、ボーナスが内部的に成立したら一旦内部ストックし、別でおこなわれる放出抽選に当選するとボーナスを吐き出す方式でした。

普通はボーナスは通常時に放出するものだったのですが、吉宗ではそれ以外にボーナス中にも放出する抽選を設けたのです。

吉宗のビッグボーナスは4号機の規定内でMAXとなる711枚獲得できるので、1G連が発生しただけで一撃で1400枚獲得可能でした。

そして1回のビッグボーナスで最高5つのビッグをストック可能なので、5つストックしたらなんと一撃で3500枚オーバー！

そんな簡単に1G連は発生できませんが、ビッグ中は様々なところに1G連のチャンス契機が散りばめられているので、ドキドキしながら消化できるのが醍醐味です。

ビッグ中に恩恵のある抽選をおこなうことは「猛獣王」や「ドロンジョにおまかせ」などのAT機でもやっていましたが、ビッグボーナスそのものを放出する抽選をおこなっていたのは当時は「吉宗」と同じ大都技研から過去にリリースされていた「シェイク」ぐらいでした。

「1G連✕711枚」という組み合わせは当時最強のスペックと言われ、5号機や6号機になっても吉宗の後継機が出るほどの人気コンテンツに成長を遂げました。

中毒者続出！爺ビッグのサプライズ「キーン」告知

吉宗のビッグボーナスが人気だった最大の理由は1G連であることは間違いありませんが、その人気の裏には「爺ビッグのサプライズ告知」にあったと言っても過言ではありません。

吉宗のビッグボーナスには1G連の告知方法が異なる3つのモードが用意されており、チャンス告知の吉宗ビッグ、一発告知の爺ビッグ、後告知の姫ビッグがありました。

当初は7を狙う楽しみがある王道の吉宗ビッグが人気だったのですが、告知ゲームで「キーン」となる爺ビッグの人気が急上昇！

人気が高まったのは「キーン」の告知音が最高に気持ち良いのと、7揃いすると赤くリールがフラッシュして常夏に移行する達成感があったからだと思っています。

他にも、1G連する際、「キーン」の告知音はウェイトが切れたタイミングで鳴るのですが、リール横にある「八代将軍」ランプはレバーオンで点くため、「キーンが来るのがわかる瞬間が気持ち良い」という猛者も多くいました。

この「キーン」音はあまりにも人気だったため、本物の確率で抽選して鳴らしてくれる「キーンホルダー」が作られました。

このサプライズ演出は6号機の「吉宗RISING」でも再現されていますが、やっぱり711枚が確定する4号機の方が嬉しさは上だと言えるでしょう。

あのアユが歌ってる？話題沸騰の姫ビッグ

711枚の大量獲得や1G連告知演出など、スペックにばかり目が行きがちな吉宗ですが、人気の秘密は楽曲にもありました。

特に姫ビッグで流れる楽曲「そこにあるかも知れない…」は、当時若者を中心に人気絶頂だったアユが歌っていると話題沸騰でした。

実は歌っているのはアユではなく、後にメーカーである大都技研の社員であると言われ、姫ビッグの楽曲は今でも人気曲となっています。

あまりにも反響が大きかったため、吉宗の楽曲を集めたサウンドトラックが発売され、パチンコホールの景品として並んでいました。

5号機や6号機と続編がリリースされる中でも楽曲は重視されており、常に新曲を搭載しているのは姫ビッグの楽曲が要因でしょう。

ちなみに、今は「そこにあるかも知れない…」の歌い手は「尼崎まゆみ」とされていますが、やはり大都技研の社員の方のようです。

オリジナル楽曲がここまで盛り上がりを見せたのはそれまでのパチスロではなかったため、他メーカーも楽曲に力を入れ始めたと言われています。

まさにオリジナル楽曲の元祖と言っても過言ではありません！

吉宗のスペック解析と機械割

それでは、吉宗のスペックと機械割について解説します。

吉宗の大当り確率と機械割

吉宗の大当り確率と機械割は以下となります。

なお、吉宗のボーナスは内部成立確率とボーナス放出確率の2つが存在しますが、ここでの大当り確率はボーナス放出確率となります。

設定	ビッグ確率	レギュラー確率	機械割
設定1	1/527.0	1/876.5	94.4%
設定2	1/491.8	1/777.5	97.8%
設定3	1/458.3	1/883.6	100.7%
設定4	1/426.8	1/632.3	106.5%
設定5	1/392.7	1/768.9	110.2%
設定6	1/367.3	1/551.9	119.9%

ビッグ確率は高設定になるほど確率が上がっていき、レギュラー確率は偶奇によって異なります。

偶数設定ほどレギュラー確率が優遇されていますが、これはモードBや天国モードでは偶数設定のレギュラー割合が高いためです。

ただ1日打った程度では体感できない差なので、設定推測で使える要素としては少し弱い印象です。

吉宗の天井

吉宗の天井は、ボーナス間1921ゲームです。

大量獲得機の天井はどの機種でも遠くなっていますが、同じ大量獲得機である「主役は銭形」や「鬼武者3」の天井はおよそ1500ゲームとなっているので、中でも遠い部類だと言えます。

ただ、1921ゲームまでハマったとしても、恩恵はボーナス確定のみで特にビッグが確定するわけでもありません。

奥深くまでハマってレギュラーボーナスに当選する、なんていう最悪の事態に見舞われる可能性もゼロではありませんので注意しましょう。

吉宗のヤメ時

吉宗のヤメ時について、最もオーソドックスなのは天国モードの天井である193ゲームです。

天国モードの天井が193ゲームというのは少々遠いですが、ビッグの獲得枚数が711枚ということもあって、そこまで遠すぎる印象はありません。

但し、ガセ連続演出やガセ高確率が発生してから32ゲーム以内のボーナスがないという法則がありますので、161ゲーム以降でガセ連続演出やガセ高確率が発生した場合はヤメてしまっても良いでしょう。

吉宗の打ち方

それでは続いて、吉宗の打ち方について解説します。

吉宗に技術介入が発生するような打ち方はありませんので、難しい目押しは不要となっています。

通常時は順押しがおすすめ

通常時は、左リールにチェリー付きの姫絵柄を狙う順押しがおすすめです。

バー図柄を枠上から中段にかけて押せばチェリーはフォローできますし、松がスベってきた時は中リールに姫絵柄、右リールに2連青7を少し早めに押せば松もフォロー可能です。

もし、松に停止した場合は、中リールに「松・チェリー・松」、右リール中段にも松を狙ってみましょう。

松が菱形になったら、ビッグ確定のリーチ目となります！

ビッグ中はナビに必ず従う

ビッグ中はチェリーや松といったレア役は成立せず、JACリプレイか俵しか成立しません。

しかもJACリプレイはフラグ持ち越しが可能で、3回のJACはボーナスゲーム28〜30ゲーム目で放出されます。

但し、JACインのフラグを持ち越している状態で順押しするとリプレイが揃ってJACインしてしまうため、1〜27ゲームは逆押しが必要となります。

逆押しと順押しについては、どのビッグを選択しても液晶でナビされるため、必ずナビに従うようにしましょう。

なお、ボーナスゲーム中に青7が揃う場合も15枚役となるので、青7は揃っても揃わなくても711枚獲得可能です。

姫ビッグは青7揃いの15枚役を引いてもナビが発生しませんが、内部的に青7揃いは有効になっているのでフリー打ちで問題ありません。

吉宗の設定推測

それでは、吉宗の設定推測について解説します。

吉宗の高設定は機械割が高く、設定推測をおこなう価値は非常に高いです。

しっかりと吉宗の高設定を掴み、勝利を目指しましょう。

天国モードへの移行率で設定を見抜く

吉宗は、モードA、モードB、天国モードの3つのモードで構成されていますが、モード移行率に設定差があります。

それぞれの設定による天国モード移行率は以下となります。

設定	モードA→天国	モードB→天国	天国→天国
設定1	9.4%	27.3%	29.7%
設定2	14.8%	33.6%	43.8%
設定3	21.1%	29.7%	29.7%
設定4	21.9%	50.0%	34.4%
設定5	20.3%	32.8%	32.8%
設定6	23.4%	50.0%	39.1%

高設定ほどモードAからの天国モード移行率が高く、偶数設定ほどモードBからの天国モード移行率と天国モードのループ率が高くなる特徴があります。

モードAやモードBでも193ゲーム以内のボーナス放出率は20％弱あるため、ある程度のサンプルは必要になるものの設定1は比較的早い段階で見抜けるでしょう。

特定解除率で設定を見抜く

吉宗の初当りは、ゲーム数テーブル以外に特定解除によるボーナス放出抽選がおこなわれています。

特定解除には以下の4種類があります。

• ボーナス内部（チャンス目）解除
• 純ハズレ解除
• チェリー解除
• 松解除

この特定解除率には設定差があり、以下のように設定が高くなるほど特定解除率が高くなる特徴があります。

設定	特定解除率
設定1	1/965.3
設定2	1/993.4
設定3	1/885.0
設定4	1/769.8
設定5	1/718.5
設定6	1/605.1

チャンス目解除、チェリー解除、松解除の3つは特定役を引いてから数ゲームで告知されるためわかりやすいのですが、純ハズレ解除のみ32ゲームという長い前兆をおこないます。

長い前兆を挟むとゲーム数テーブルによるボーナス放出と見分けがつかなくなるので、ゲーム数テーブルで放出しやすいゾーンなのかをチェックしましょう。

設定変更を見抜く

設定変更が見抜けると、前日が低設定だったら高設定に期待できるため設定推測の重要な要素となります。

設定変更の見抜き方は色々ありますが、特に着目したいのは「前日のヤメゲーム数からのカウント」と「朝一の初当り挙動」の2つ。

まず「前日のヤメゲーム数からのカウント」については、前日のヤメゲーム数と朝一のゲーム数を合算する方法です。

吉宗の天井G数は1921ゲームなので、それ以上ハマることはありません。

それなのに、前日のヤメゲーム数と朝一のゲーム数の合算が1921ゲームを超えた場合は、それ即ち設定変更されているということになります。

そして「朝一の初当り挙動」については、初当りのゲーム数が193ゲーム以内かどうかをチェックする方法です。

もし据え置きだった場合は、基本的に193ゲームヤメされているため、そこから193ゲームのボーナス放出にはほとんど期待できません。

であるにも関わらず193ゲーム以内でボーナス放出した場合は、設定変更されてモードAの1〜193ゲーム以内のボーナス放出である可能性が高くなるのです。

こちらは可能性の話に留まるため確定はできないものの、ホールの癖がわかっていれば重要な設定推測要素となるでしょう。

吉宗で勝つ方法

それでは続いて、吉宗で勝つ方法について伝授します。

吉宗は非常に荒いため、中途半端に打っていると大負けしてしまうリスクがありますので、しっかりした立ち回りで勝利を掴みましょう。

天井狙いは非常に有効

吉宗はボーナスを引いた後も1G連チャンスや天国モードによる連チャンと出玉を積み上げる要素が多いため、ボーナスの出玉期待度は非常に高いです。

よって、吉宗は「1000ゲーム手前から打ち始めても天井期待値はプラス」となります。

900ゲーム台には強力なゲーム数テーブル放出ゾーンがあり、ヘタれてやめる人はだいたい965ゲームでリタイアします。

965ゲームから打ち始めても期待値はプラスになるので、積極的に狙っていきましょう。

ただし、天井まで連れて行かれてしまう懸念は残るため、覚悟と割り切りが必要です。

天国モード狙いも非常に有効

天国モードの天井は193ゲームと長いため、中には128ゲームあたりでやめてしまう人がいます。

しかし天国モードのゲーム数テーブルを見てみると、

ゲーム数テーブル	ゲーム数テーブル選択割合
1G	2.3%
2G〜33G	18.3%
34G〜65G	18.3%
66G〜97G	18.3%
98G〜129G	18.3%
130G〜193G	24.4%

なんと130〜193ゲームが選択されている割合は約1/4となっており、まだまだボーナス放出のチャンスがあるのです。

もし天国モードでなかったとしても、打つのは60ゲームぐらいなので失敗リスクが少ないというメリットもあります。

天井狙いほどお目にかかれませんが、ゲーム数はしっかりチェックしたいところです。

万枚を狙うなら設定5でも十分射程圏内

吉宗で最も機械割が高い設定は当然6ですが、万枚突破は意外にも6でも容易ではありません。

設定6は機械割が高いものの初当りが早くレギュラー確率も高いので、どちらかというと安定型となっています。

設定6の投入率は低くなることを考慮すると、設定5でも十分万枚突破を狙えます。

理由は、設定5は「ボーナス確率が高いだけでなく、ビッグ割合が高いから」です。

以下のモード毎のビッグ割合を見てみると、

設定	モードAのビッグ割合	モードBのビッグ割合	天国のビッグ割合
設定1	60.9%	29.7%	75.0%
設定2	64.1%	32.8%	60.9%
設定3	59.4%	39.1%	75.0%
設定4	60.9%	29.7%	60.9%
設定5	59.4%	39.1%	75.0%
設定6	60.9%	29.7%	60.9%

モードAのビッグ割合はどの設定も大して差がありませんが、モードB、天国モードにおける設定5のビッグ割合は非常に高くなっているのがわかります。

吉宗の代名詞である1G連を引くためにはビッグを引くことが必須条件となるため、ビッグをより多く引ける設定5は万枚突破率が自ずと高くなるのです。

吉宗で万枚を突破したいと思っている方は、設定6でも良いですが、設定5も狙っていくと良いでしょう。

ビッグ中の1G連を引きまくる！

吉宗の1G連は、実は設定差が一切ありません。

逆を言えば、吉宗は1G連さえ引けてしまえば低設定であっても爆発させられるし、逆に1G連が引けないと高設定でも苦戦を強いられます。

1G連が確定する契機を以下にまとめましたので、ビッグを引いたら全力で1G連を狙いましょう！

1G連が確定する契機	ストックする1G連の数
青7揃い（シングル）	1個
青7揃い（ダブル）	2個
JAC2パン（JAC2回）	1個
JAC1パン（JAC1回）	2個
JAC0パン（JAC0回）	3個
純ハズレ成立	3個
俵8連（JAC中のみ）	1個
JACハズレ（JAC中のみ）	1個

注意点としては、1G連は最大で5個しかストックできないという点です。

例えば純ハズレを引いて3個ストックした状態でJAC0パンした場合、本来ならストックは6個となりますが、最大は5個までなので1回分損してしまいます。

ただし、1G連によってビッグを消化していき、再びストックが5個未満になれば、再度1G連の契機を引いたらストック可能となります。

なお、JAC中のみ有効となる「俵8連」と「JACハズレ」はレギュラーボーナスでも有効です。

レギュラーボーナスからビッグ1G連させることも可能なので、レギュラーでも最後まで諦められません。

吉宗が打てる！打ち方・スペック解析まとめ

今回は、吉宗の打ち方やスペックについて解説しました。

• オンパチなら今でも伝説の4号機「吉宗」が打てる！
• 吉宗の「1G連✕711枚」で一撃の出玉に期待できる！
• 勝つためにはモード移行率や特定解除率をチェックして高設定を狙う！
• とにかく1G連を引くのが醍醐味なので、気合いで1G連を奪取！

6号機やスマスロに物足りなさを感じている方や、伝説の名機をもう一度打ちたいと思っている方は是非オンラインパチスロを試してみてください！